VMware Photon OS ですが、
vForum 2015 でも盛んに取り上げられ、Photon Controller も GitHub で公開され
徐々に知名度が上がっているのではないかと思われます。
VMware Photon
https://github.com/vmware/photonhttps://github.com/vmware/photon
VMware Photon Controller
https://github.com/vmware/photon-controllerhttps://github.com/vmware/photon-controller
Photon は、VMworld の開催された2015年8月末ごろに Photon OS とよばれるようになり
Technical Preview 2(1.0 TP2)もリリースされています。
New Capabilities in Project Photon OS Technical Preview 2 (TP2) - VMware vSphere Blog - VMware Blogs
以前にこんなポストもしてみましたが・・・
VMware Photon Linux 1.0 TP2 が公開されました。
PXE Boot インストールや RPM-OSTree への対応といった大きく公表されているところ以外にも、
いくつか変更されていることに気づきました。
今回の Photon のバージョンです。
root [ ~ ]# cat /etc/photon-release
VMware Photon Linux 1.0 TP2
たとえば・・・
syslog-ng が入った。
いままで、ログ管理が悩ましい気がしていたので、便利になったと思います。
root [ ~ ]# rpm -q syslog-ng
syslog-ng-3.6.2-3.ph1tp2.x86_64
ふつうにテキストログが /var/log/messages ファイルに出力されたりします。
root [ ~ ]# ls -lh /var/log/messages
-rw------- 1 root root 548K Nov 26 11:11 /var/log/messages
NIC の名前付けのルールが変更された。
eth0 みたいな名前から、RHEL7 や Oracle Linux 7 でおなじみの enp0s3 みたいな名前に変更されました。
Photon ではあまり RPM が導入されていませんが、
それでも ip コマンドだけでなく ifconfig コマンドも使用できます。
※この例では、NIC が2つあります。
root [ ~ ]# ifconfig -a
enp0s3 Link encap:Ethernet HWaddr 08:00:27:79:C1:4B
inet addr:10.0.2.15 Bcast:10.0.2.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:6 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:24 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:1528 TX bytes:2371
enp0s8 Link encap:Ethernet HWaddr 08:00:27:B1:5B:BB
inet addr:192.168.56.101 Bcast:192.168.56.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:29235 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:710 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:2467629 TX bytes:116892
lo Link encap:Local Loopback
inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0
UP LOOPBACK RUNNING MTU:65536 Metric:1
RX packets:323 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:323 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:0RX bytes:95887 TX bytes:95887
Open vSwitch が入っている。
ホストをまたぐコンテナ管理機能で使うことになるのか・・・?
root [ ~ ]# rpm -qa | grep openvswitch
openvswitch-2.3.1-1.ph1tp2.x86_64
まだ謎の多い Photon ですが、
いろいろと調整されているようで VIC や Photon Platform が GA になるころにどうなるのか楽しみです。
以上、Photon OS の 1.0 TP2 での地味な変更点についてでした。