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スクリプトを利用した仮想マシンの操作 (1)

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こんにちは。 VMware の松田です。

 

今回はスクリプトを利用した vCloud Air 上のマシンの操作方法を紹介します。

vCloud Air 上のマシンの操作には vCloud API などの REST API が利用できますが、

今回は Windows 上で PowerCLI を利用した操作方法を紹介します。

 

PowerCLI のインストール

本ブログ記事では PowerCLI 6.0 Release 3 を利用して検証しています。

 

vSphere PowerCLI 6.0

https://developercenter.vmware.com/web/dp/tool/vsphere_powercli/6.0

 

上記のサイトから MyVMware のアカウント情報を利用してインストーラーをダウンロードし、インストールを行います。

インストール完了後、Power shell の Execution Policy を RemoteSigned 以上に設定します。

 

設定する際には、PowerCLI を管理者として実行してコマンドを実行します。

コマンド例: Set-ExecutionPolicy remoteSigned

 

4.PNG2.PNG

上記の設定完了後、正常に PowerCLI が起動することを確認します。

正常に起動できない場合には、管理者権限で PowerCLI を実行しましょう。

5.PNG

 

PowerCLI を利用した仮想デスクトップ コンソールへのアクセス

PowerCLI を利用して契約している vCloud Air の環境にアクセスします。


> 仮想マシンへのコンソール接続

# Dedicated Cloud もしくは Virtual Private Cloud (VPC)

# PowerCLI を起動し、認証情報を入力します。

Connect-PIServer

# Compute Instance を GUI から選択します。

$CI = Get-PIDatacenter | Out-GridView -OutputMode Single

$CI | Connect-CIServer

# 仮想マシンの一覧からコンソール接続する電源が入った仮想マシンを選択します。

$selection = Get-CIVM | ? {$_.Status -eq "PoweredOn"} | Out-GridView -OutputMode Multiple

$selection | foreach { Open-VMConsoleWindow $_}

 

# OnDemand サービス

# PowerCLI を起動し、認証情報を入力します。

Connect-PIServer -vca

# Compute Instance を GUI から選択します。

$CI = Get-PIComputeInstance | Out-GridView -OutputMode Single

$CI | Connect-CIServer

# 仮想マシンの一覧からコンソール接続する電源が入った仮想マシンを選択します。

$selection = Get-CIVM | ? {$_.Status -eq "PoweredOn"} | Out-GridView -OutputMode Multiple

$selection | foreach { Open-VMConsoleWindow $_}

 

// Out-GridView を利用した仮想マシンの選択

0419.PNG

 

// ブラウザ上でコンソール表示した際のスクリーンショット

11.PNG

 

上記の方法はプラグイン (VMRC) を利用してコンソール接続しますが、2016 年 4 月時点では、Chrome はプラグインが動作しません。

そのため、Firefox か IE を利用する必要があるので、Chrome が起動してしまう人は以下の設定が必要です。

※ 既定のブラウザを変更しても対応可能です。

# 現在のセッションの既定ブラウザを 32 bit 版の Firefox を利用するよう設定する

Set-PowerCLIConfiguration -Scope Session -VMConsoleWindowBrowser "C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe" -Confirm:$false

# 現在のセッションの既定ブラウザを 32 bit 版の IE を利用するよう設定する

Set-PowerCLIConfiguration -Scope Session -VMConsoleWindowBrowser "C:\Program Files (x86)\Internet Explorer\iexplore.exe" -Confirm:$false


// Firefox Tips

Firefox の設定から [アドオン] を選択して、[プラグイン] から "VMware Remote Console Plug-in" を [常に有効化する] を選択しておきましょう。

 

// IE Tips

IE11 で接続する際には以下の方法を実施してください。

1. PowerCLI から 32 bit の IE が立ち上がることを確認します。

2. ブロックされたコンテンツを有効にします。

5.PNG

3. 右上にある歯車のアイコンから F12 開発者ツール を選択します。

7.PNG

4. エミュレーション タブを選択し、ドキュメント モード に 10 を選択します。

9.PNG

 

この他の PowerCLI の便利な利用方法は今後も掲載予定です。

 

// 参考資料

VMware vSphere PowerCLI 6.3 Release 1 Release Notes

http://pubs.vmware.com/Release_Notes/en/powercli/63r1/powercli63r1-releasenotes.html

 

Compatibility Matrixes for vSphere PowerCLI 6.3 Release 1

https://www.vmware.com/support/developer/PowerCLI/doc/powercli63r1-compat-matrix.html

 

New release: PowerCLI 6.3 R1–Download it today!

http://blogs.vmware.com/PowerCLI/2016/03/new-release-powercli-6-3-r1download-today.html

 

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