最近、HOL-SDC-1603 VMware NSX Introduction で NSX API を試す方法を紹介をしてみましたが・・・
NSX API で NW 構成変更を体験してみる。(HOL-SDC-1603 Module 1)
よく見たら、下記のラボにも NSX API の紹介がありました。
HOL-SDC-1625 VMware NSX Advanced
MODULE 7 - NSX AUTOMATION
英語マニュアルのみのラボですが、
Firefox の RESTClient アドオンが用意されていて、GUI から NSX API 実行を試すことができます。
これは下記 URL のアドオンで、わりとよく使われている REST Client ではないかと思います。
RESTClient, a debugger for RESTful web services. :: Add-ons for Firefox
このラボで Firefox を起動すると、すでに RESTClient アドオンが利用可能になっています。
リクエスト送信前に、Authentication と Content-Type のヘッダを設定しておきます。
「Authentication」→「Basic Authentication」をクリックして・・・
NSX Manager のログインユーザ名とパスワードを入力します。
※ラボでは admin ユーザを使用します。
「Headers」→「Custom Header」をクリックして・・・
Content-Type を設定します。
- Name: Content-Type
- Value: application/xml
あとはラボマニュアルや API Guide をもとに、ラボの「テキストの送信」を利用して API を実行します。
例えば API Guide にある、NSX Contrller の情報取得 API を実行する場合・・・
Query Controllers
Request:
下記のような感じで指定して、「SEND」 ボタンを押すと Response に結果が表示されます。
- Method は「GET」 。
- URL では、NSX Manager のアドレスとして「nsxmgr-01a.corp.local」を指定。
- Headers に Application と Content-Type が追加されている。
- Body は、Request Body の指定が不要なので空欄のまま。
取得できた情報は、「Response Body (Preview)」タブに表示される情報が見やすいと思います。
XML 要素を折りたたむことができるので、下記では id が controller-1 の NSX Controller の情報だけ展開しています。
実際の運用やツールから API を利用することになると、この REST Client を使用することはないと思います。
しかし、導入が簡単で利用方法も簡単なので、API 自体の調査や、デバッグなどで便利です。
ちなみに、このラボ(HOL-SDC-1625)では、下記のような API 使用例が紹介されています。
- NSX Controller の設定確認と Syslog 転送先設定
- 論理スイッチの作成
※あわせて、指定が必要になる Transport Zone(Scope ID)の確認方法なども紹介されています。
実際のところ NSX Manager や Controller にはあまり設定要素がないので、
個人的には、論理スイッチの管理や vNIC の接続、ファイアウォール ルールのメンテナンスなどの方が
NSX API の使いどころなのではないかと思っています。
以上、NSX API を HoL で試す話の補足でした。