以前に、vSAN のストレージ ポリシーを PowerCLI で変更してみる投稿をしました。
今回は、PowerCLI で vSAN データストアのデフォルト ストレージ ポリシーを確認してみます。
vSAN の仮想マシン ストレージ ポリシー を PowerCLI で変更してみる。
vSAN データストアでは、デフォルト ストレージ ポリシーを設定できます。
PowerCLI でデフォルト ストレージ ポリシーの確認をするのは難しそうです。
vSAN Cluster の設定を確認すると「StoragePolicy」プロパティがあります。
PowerCLI> Get-Cluster vsan-cluster-03 | Get-VsanClusterConfiguration | fl Cluster,VsanEnabled,StoragePolicy
Cluster : vsan-cluster-03
VsanEnabled : True
StoragePolicy :
しかし、これは vSAN のパフォーマンスサービスの
「統計オブジェクトのストレージ ポリシー」が格納されているようです。
このクラスタでは vSAN のパフォーマンス サービスがオフのままなので、
PowerCLI の StoragePolicy は空欄になっていますが、いずれにせよ
Get-VsanClusterConfiguration の StoragePolicy ではデフォルト ストレージ ポリシーはわかりません。
そこで今回はバッド プラクティスですが、
実際に vSAN Cluster に VM を作成することで、デフォルト ストレージ ポリシーを確認してみます。
ここでは「check-vm」という名前の VM を vSAN データストアに作成してみます。
PowerCLI> New-VM -Name check-vm -ResourcePool vsan-cluster-03 -Datastore vsanDatastore-03 -StorageFormat Thin
Name PowerState Num CPUs MemoryGB
---- ---------- -------- --------
check-vm PoweredOff 1 0.250
ストレージ ポリシーを指定せずに作成したので、
この VM のストレージ ポリシーを確認することでデフォルト ストレージ ポリシーがわかります。
この vSAN データストアのデフォルト ストレージ ポリシーは「vSAN Default Storage Policy」でした。
PowerCLI> Get-VM check-vm | Get-SpbmEntityConfiguration | fl Entity,StoragePolicy
Entity : check-vm
StoragePolicy : vSAN Default Storage Policy
ということで、デフォルト ストレージ ポリシーを確認するスクリプトを作成してみました。
ポリシーのルール確認方法は、以前に投稿した下記と同じです。
vSAN の情報を PowerCLI 6.5 R1 で見てみる。
スクリプトの内容:
get_vsan_default_storage_policy.ps1 · GitHub
下記のように実行できます。
PowerCLI> .\get_vsan_default_storage_policy.ps1 <vSAN クラスタ名>
実行すると下記のように表示されます。
- あらかじめ、PowerCLI のウインドウ幅は広げてあります。(120 くらい)
- vSAN Default Storage Policy はデフォルトで作成されるポリシーですが、
設定変更することもできるので、ポリシーのルール設定も表示してみました。 - テスト VM を作成して、情報を取得したあとに削除しています。
もっと良い方法に気づいたら、更新するかもしれません・・・