NSX Edge をデプロイする時に クラスタ / リソースプールを指定しますが、
デプロイ後に VM(仮想アプライアンス)の配置を変更すると、
構成情報と実機での状態がずれて表示されてしまいます。
たとえば、デプロイ時には下記の状態であったとします。
infra-nsxesg-01 という NSX Edge が、infra-cluster-01 クラスタにデプロイされています。
「ホストおよびクラスタ」のインベントリでは下記の配置です。
infra-nsxesg-01 の VM は、infra-cluster-01 クラスタ直下に配置されています。
ここで vSphere Web Client から、NSX Edge の VM を別のリソースプールに移動してみます。
infra-nsxesg-01 の VM は、rp-01-infra というリソースプールに移動されました。
そうすと、NSX 側ではズレが生じます。
これは 再デプロイや REST API で修正することができますが、
今回は自宅ラボなので、PowerNSX の Set-NsxEdge コマンドで修正してみます。
まず、PowerNSX で NSX Manager と vCenter に接続します。
※今回の vCenter は infra-vc-01.go-lab.jp です。
PowerNSX> Connect-NsxServer -vCenterServer infra-vc-01.go-lab.jp
リソースプールの ID を確認しておきます。VM を配置しているリソースプールは下記です。
PowerNSX> Get-ResourcePool -Name rp-01-infra | select Name,{$_.ExtensionData.MoRef.Value}
Name $_.ExtensionData.MoRef.Value
---- ----------------------------
rp-01-infra resgroup-61
NSX Edge の構成を確認しておきます。
PowerNSX> $edge = Get-NsxEdge -Name infra-nsxesg-01
PowerNSX> $edge.appliances.appliance.configuredResourcePool
id name isValid
-- ---- -------
domain-c36 infra-cluster-01 true
NSX Edge の構成情報を変更します。
PowerNSX> $edge.appliances.appliance.configuredResourcePool.id = "resgroup-61"
PowerNSX> $edge | Set-NsxEdge -Confirm:$false
リソースプールの情報が修正されました。
PowerCLI> $edge = Get-NsxEdge -Name infra-nsxesg-01
PowerCLI> $edge.appliances.appliance.configuredResourcePool
id name isValid
-- ---- -------
resgroup-61 rp-01-infra true
vSphere Web Client での表示も修正されました。
以上、NSX Edge の構成情報を PowerNSX で修正してみる話でした。