今月は1日1回くらい、さまざまな ネステッド vSAN 6.7 U1 を構成してみています。
昨日はこちら。
ネステッド vSAN 6.7 U1 を楽しむ。2018-12-10
11日目は、2ノード vSAN を構成してみました。
vSAN-Cluster-20181211 クラスタ
- ESXi 2ノード
- ハイブリッド(キャッシュ層 SSD + キャパシティ層 HDD)ディスクグループ
- ディスクグループは各ノードで 1つずつ
- フォールト ドメインは 2つ作成。
- Preferred: ESXi 1ノード
- Secondary: ESXi 1ノード
- vCenter は vSAN 外部に配置
- vSAN Witness Appliance(監視ホスト)を配置
ESXi が 2ノードの vSAN クラスタです。
2 ノード vSAN を構成した際は、vSAN の健全性テストの「ストレッチ クラスタ」が
すべて緑になっているか確認しておきます。
vSAN Witness アプライアンスをデプロイして、監視(Witness)ホストにしています。
監視ホストは必ず、監視対象にする vSAN クラスタの外部に配置します。
監視ホストも、他の ESXi と同じバージョンで ESXi 6.7 U1 です。
ホストのアイコンは、他の ESXi とは異なり水色です。
vSAN Witness Appliance による監視ホスト「192.168.1.29」の実体となる ESXi VM です。
これまでもネステッド ESXi による vSAN を構成していましたが、
Witness Appliance は、VMware から仮想アプライアンスの ova ファイルとして提供されています。
デプロイ先の互換性を考慮してか、仮想マシンバージョンは少し古めです。
vSAN の設定では、ストレッチ クラスタが有効になっています。
2ノード vSAN の実態は、2フォルト ドメイン + 監視ホストによるストレッチ クラスタです。
フォールト ドメインは 2つ作成しされ、それぞれ ESXi が 1ホストだけ含まれます。
「1件のフォールト ドメイン障害」が許容される、というのは
1ノードの ESXi ホスト障害に耐えられるということです。
2ノード vSAN での VM のデータ配置は、オブジェクトを構成する「監視」コンポーネントが
監視ホストに配置されます。
2 ノード vSAN は、vSAN としては応用的な構成だと思うので、
ラボ環境の構築のやりがいがあるかなと感じます。
つづく。