Horizon View 5.3で追加された機能の中に、View Agent Direct-Connectionという機能があります。
プラグインとしてView Agentと共に仮想デスクトップのマスターイメージにインストールしておくと、Connection Serverを経由しなくても仮想デスクトップが利用できます。
公式ブログでは、次のようなシナリオでの利用ができると説明しています。
- DaaS
- ブランチオフィス
- ブロカーレスデスクトップ
エンタープライズ環境内での利用シーンとして、あまりないだろう【DaaS】はともなく、【ブランチオフィス】は支社のユーザーがわざわざ本社のConnection Serverを経由せずに、支社インフラ上の仮想デスクトップへ直接接続するとかConnection Serverが障害で利用できない場合でも仮想デスクトップを利用するとかでしょうか。【ブロカーレスデスクトップ】は物理PCをリモートから接続して利用する(このシーンでの利用は、XenDesktopのウリ文句でした)シーンを想定できますね。
利用方法は簡単です。
マスターイメージにView Agent Direct-Connectionをインストール、仮想デスクトップを再構成したあと、View ClientのConnection Server情報入力欄に、接続する仮想デスクトップのFQDNを入力するだけです。
View ClientのConnection Server情報入力欄に、接続する仮想デスクトップのFQDNを入力します。
View Agent Direct-Connectionを利用し、仮想デスクトップにログインした画面です。なんの違いもありません。
View Agent Direct-Connectionを利用し仮想デスクトップにログインしても、View Administrator上ではちゃんとセッション情報が確認できます。
またView Agent Direct-Connectionは接続プロトコルやウSBリダイレクションなど、Connection Serverを経由するのとまったく同じ機能が利用できます。