これまでの AppHA 系のポストを見直してみたところ、
コンポーネント多いので絵がないとつらいな。と思いました。
というわけで絵を描いてみました。
製品マニュアルにあるだけだと読み取りきれないところががあるため
ある程度、構築してみた上での推測で補ってます・・・違ったらすみません。
AppHA 環境全体の概要について
まず、AppHA のコンポーネントは だいたい下記のような感じです。
こまかく見ると、下記のような感じのようです。
赤い矢印のあたりで、何かしらの連携をしているようです。何かしらの・・・
AppHA の環境構築について
構築の様子を、順番に図示してみました。
Linux の Oracle Database 11g を保護します。
vCenter や ESXi 、ゲストOS、保護対象のアプリはすでに
構築済みの想定で進めています。
まずは、Hyperic の vApp をデプロイします。
vSphere AppHA への道。Part 1. Hyperic の vApp デプロイ
そして、Hyperic の vApp を起動します。
ここ以降で、Hyperic の DB(vPostgres)を意識することはほぼないでしょう。
vSphere AppHA への道。Part 2. Hyperic のセットアップ
vCenter に Hyperic のエージェントを導入し、
Hyperic サーバでは AppHA の連携で必要な「VC」リソースを登録します。
この「VC」リソースには vCenter へのログインユーザなどの設定をします。
vSphere AppHA への道。Part 3. Hyperic への VC 登録
AppHA の VM をデプロイします。
普通に OVF 形式の .ova ファイルをデプロイします。
vSphere AppHA への道。Part 4. AppHA の OVA デプロイ
AppHA のセットアップをします。
vSphere HA のセットアップもしておきます。
※今回は、vSphere HA の環境構築はすでにできている前提でした。
AppHA のために、vSphere HA のクラスタを
「仮想マシンとアプリケーションの監視」にします。
vSphere AppHA への道。Part 5. AppHA と vSphereHA のセットアップ
保護対象アプリが起動するゲスト OS に、
Hyperic エージェント(tar.gz ファイル版)を導入します。
保護対象の Oracle Database は事前に構築済みという想定です。
vSphere AppHA への道。Part 6. Hyperic エージェントの導入
Hyperic エージェントは RPM 版でもインストールできます。
vCenter Hyperic の HQ Agent を RPM でインストール。(AppHA 関連)
保護対象アプリに対して、AppHA のポリシーを作成します。
ここではポリシー作成だけで、まだ割り当てません・・・
vSphere AppHA への道。Part 7. AppHA ポリシーの作成
作成したポリシーを、保護対象アプリに割り当てます。
vSphere AppHA への道。Part 8. AppHA ポリシーの割り当て ~ 動作確認
AppHA のポリシーと監視対象アプリの関係はこんな感じです。
vSphere AppHA のアプリ監視とアプリ保護の設定について。
Hyperic エージェントの同期ができない場合は、時刻同期も確認します。
vSphere AppHA の「エージェントが同期していません」について。
最後にアプリケーションをわざと停止して、
Hyperic エージェントで Oracle が自動復旧される様子などを確認しています。
赤い矢印のあたりで色々な連携がされている模様・・・
ちなみに、Apache httpd Server(いわゆる Apache)を保護するときは
こんな感じになります。
vSphere AppHA で Linux ゲストの Apache httpd を保護してみる。
最後に、AppHA のマニュアルはこちら。
以上、これまでの AppHA ポストのまとめでした。