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vSphere と OpenStack。第5回 OpenStack と サーバ仮想化製品の関係。

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「vSphere と OpenStack どっちがいいの」と聞かれることがあるので、簡単に絵をかいてみました。

それぞれ役割が違うので「どちらが」とは言えない感じだと思います。


まず、一般的な vSphere の使われ方ですが、サーバ仮想化をこんな感じで実現しています。

hv-openstack-01.png

ESXi ハイパーバイザを、管理サーバ(vCenter)で管理します。

vSphere の主要な機能は、基本的に vCenter がある前提となっています。


vSphere の対抗となるサーバ仮想化製品は色々あります。

直接ハイパーバイザを操作することもありますが、

大規模向けの製品(構成)では、だいたい vSphere と同様に管理サーバが必須だと思います。

hv-openstack-02.png


OpenStack と vSphere の関係を絵にしてみました。

OpenStack はサーバ仮想化をするものではなく、クラウド管理をするためのものとされています。

そのため、OpenStack は「vSphere と連携する」関係であって、

vSphere と直接的に対抗するものではないと考えられます。

また、絵には記載していませんが、OpenStack がクラウド管理を実現するために連携するのは

ハイパーバイザだけでなく、ストレージやネットワーク機器などとも連携します。

hv-openstack-03.png


OpenStack を介することで

vSphere に限らず、クラウド環境を構成するハイパーバイザを

共通の API や共通の UI で管理することができるようになるはずです。

たとえば、ハイパーバイザが違っても、

Horizon Dashboard や nova glance CLI、なにか「内製ツール」的なもの等で

同じように管理できるようになるはずです。(理想的には・・・)

hv-openstack-04.png


あえて OpenStack と対抗する VMware 製品を上げるとすると、

vRealize Automation(旧称 vCloud Automation Center。vCAC)あたりのようです。


以上、vSphere 等のサーバ仮想化製品と OpenStack の関係についてでした。


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