今月は1日1回くらい、さまざまな ネステッド vSAN 6.7 U1 を構成してみようと思います。
昨日はこちら。
ネステッド vSAN 6.7 U1 を楽しむ。2018-12-02
3日目も、3ノード vSAN クラスタを構成します。
しかし今回は、vCenter 配下に同時に 2クラスタを構成してみます。
- ESXi は 3ノード
- vCenter は vSAN 外部に配置
- vCenter 配下に vSAN クラスタを 2つ構成
3ノード クラスタ「vSAN-Cluster-20181203a」と「vSAN-Cluster-20181203b」で
それぞれ vSAN を構成しています。
vSAN-Cluster-20181203a クラスタ
※vSAN クラスタと、対応する ネストの ESXi VM に赤枠をつけています。
vSAN-Cluster-20181203b クラスタ
vSAN クラスタごとに、vSAN データストアが作成されます。
デフォルトのデータストア名は「vsanDatastore」です。
1番目以降のデータストア名は「vsanDatastore (1)」というように
データストア名が重複しないように、自動的に数字が付与されます。
これは従来のデータストアと同様です。
vSAN では、vSAN データストアの共有は、必ずクラスタ内でのものとなります。
vSAN データストアの「ホスト」タブには、
その vSAN クラスタ内のホストのみが表示されます。
クラスタをまたいだホストが vSAN データストアに VM を配置することはありません。
もう片方の vSAN データストアも同様です。
ちなみに vSAN データストア名は、
従来のデータストアと同様に右クリックなどから名前を変更できます。
複数の vSAN データストアがある場合は
自動付与された名前のままではなく、どのクラスタのものか
わかりやすい名前にしておくと運用しやすいかなと思います。
ネステッド vSAN であればオーバーコミットで ESXi を用意できるため
このように物理マシンでは用意しにくい台数構成の検証も容易です。
つづく。