今月は1日1回くらい、さまざまな ネステッド vSAN 6.7 U1 を構成してみています。
昨日はこちら。
ネステッド vSAN 6.7 U1 を楽しむ。2018-12-09
10日目は、6ノードのオールフラッシュ vSAN を構成してみました。
vSAN-Cluster-20181210 クラスタ
- ESXi 6ノード
- オール フラッシュ(キャッシュ層 SSD + キャパシティ層 SSD)ディスクグループ
- ディスクグループは各ノードで 1つずつ
- 重複排除・圧縮 は無効のまま
- フォールト ドメインはデフォルト構成のまま
- vCenter は vSAN 外部に配置
vSAN では 6ノードのオールフラッシュ ディスクグループ構成にすると、
仮想マシン ストレージ ポリシーによる RAID 6 が利用できるようになります。
RAID 6 の仮想マシン ストレージ ポリシーを作成します。
6ノードのオールフラッシュ vSAN に配置した VM「vm01」にポリシーを適用しました。
vm01 の vSAN オブジェクトを見ると、コンポーネントが RAID 6 になっています。
RAID 6 では、2ノードの障害まで、データの可用性が保たれるので、
2ホストの ESXi 停止してみます。
ネストの外側の ESXi VM を 2台同時にパワーオフします。
このとき、vm01 が起動している ESXi は避けます。
パワーオフ。
ESXi VM がパワーオフされました。
vSphere Client を見ていると、徐々に障害の様子が表示されます。
vSAN コンポーネントは、ちゃんと2重の障害になっています。
vm01 のゲスト OS でディスクへの書き込みをしていたところ、
疑似障害の(ESXi 2台をパワーオフした)タイミングで、数秒の I/O 停止がみられますが、
VM は停止せず、その後も書き込みが続けられています。
ちなみに、3ノード以上を停止させると、すぐに書き込みができなくなるはずです。
つづく。