PowerCLI 11.3 がリリースされて、
NSX-T の論理スイッチの情報取得が簡単になりました。
New Release: VMware PowerCLI 11.3.0 - VMware PowerCLI Blog - VMware Blogs
PowerCLI 11.3 では、Get-VirtualNetwork コマンドレットで
NSX-T 論理スイッチの情報が取得できるようになりました。
PowerCLI> gcm Get-VirtualNetwork | select Name,Version,Source | Format-List
Name : Get-VirtualNetwork
Version : 11.3.0.13964826
Source : VMware.VimAutomation.Core
NSX-T 論理スイッチの情報取得。
NSX-T 論理スイッチは、NetworkType が「Opaque」です。
ちなみに、標準仮想スイッチ(vSS)の標準ポートグループは「Network」、
下記にはありませんが分散仮想スイッチ(vDS)の分散ポートグループは「Distributed」になります。
※Connect-VIServer で vCenter に接続ずみです。
PowerCLI> Get-VirtualNetwork
Name NetworkType
---- -----------
pg-nsxt-edge-vtep Network
pg-nsxt-edge-vlan Network
VM Network Network
ls-nsxt-002 Opaque
ls-nsxt-001 Opaque
ここでの ls-nsxt-001、ls-nsxt-002 は vSphere Client から見ると通常のポートグループとは異なるアイコンで、
NSX-T の論理スイッチだとわかります。
ちなみに、これらの NSX-T 論理スイッチは、事前に NSX Manager で作成しておいたものです。
自宅ラボで NSX-T 2.4 環境を構築する。Part.9
vNIC へのNSX-T 論理スイッチ割り当て。
VM の vNIC に論理スイッチを割り当てるには、「-NetworkName」で論理スイッチ名を指定します。
vSphere の vDS による分散ポートグループでは「-Portgroup」などで指定していましたが、
NSX-T の N-VDS による論理スイッチでは、vSS の標準ポートグループの場合と同じ
「-NetworkName」オプション指定で設定することになります。
標準ポートグループ「VM Network」が割り当てられている
VM「vm01」の vNIC「Network adapter 1」があります。
PowerCLI> Get-VM vm01 | Get-NetworkAdapter -Name "Network adapter 1" | select Parent,Name,NetworkName | Format-List
Parent : vm01
Name : Network adapter 1
NetworkName : VM Network
vNIC のポートグループの割り当てを、NSX-T 論理スイッチ「ls-nsxt-001」に変更してみます。
PowerCLI> Get-VM vm01 | Get-NetworkAdapter -Name "Network adapter 1" | Set-NetworkAdapter -NetworkName "ls-nsxt-001" -Confirm:$false
Name Type NetworkName MacAddress WakeOnLan
Enabled
---- ---- ----------- ---------- ---------
Network adapter 1 Vmxnet3 ls-nsxt-001 00:50:56:9f:fa:ac True
vSphere Client からみても、vNIC の「ネットワーク」設定が
論理スイッチに変更されたことが確認できます。
以上、NSX-T 論理スイッチを PowerCLI で変更してみる話でした。