NSX-T 2.5 の Simplified UI で、NSX-T のラボ環境を作成します。
まず、従来の「VLAN 論理スイッチ」にあたる「VLAN セグメント」を作成します。
前回はこちら。
自宅ラボで NSX-T 2.5 環境を構築する。Simplified UI 編。Part.1
VLAN セグメントの作成。
さっそくですが、VLAN のセグメントを作成します。
NSX-T の Manager にログインして、「ネットワーク」画面を開きます。
画面左にある「セグメント」→「セグメント」タブにある、「セグメントの追加」をクリックします。
セグメントの設定入力画面が表示されるので、下記を入力して「保存」します。
- セグメント名: seg-vlan-0200。
- トランスポート ゾーン: tz-vlan-01。これは Edge ノードを接続ずみの VLAN トランスポート ゾーンです。
- VLAN: 200。今回は NSX-Tと外部との境界になるネットワークに VLAN ID 200 を使用しています。
セグメントを作成すると、設定を続行するか確認があります。
「はい」を選択すると、作成したオブジェクトでそのまま(ひとつ前の画面で)設定作業を続けられます。
今回は「いいえ」で閉じます。
セグメントが作成されました。
「状態」が稼働中(緑色)になっていない場合は、少し待ってから隣の更新ボタンをクリックすると、
稼働中の状態になるはずです。
VLAN セグメント/VLAN 論理スイッチ は異なるのか?
セグメントを作成した後に、
「ネットワークとセキュリティの詳細設定」→「スイッチング」を開いて、
論理スイッチ(従来のセグメントにあたるもの)を確認してみます。
※この確認は、セグメント/論理スイッチの比較のためなので、通常のセグメント作成では不要です。
今回は、この画面で「ls-vlan-0200」という従来どおりの論理スイッチを作成してあります。
「セグメント」には、従来の論理スイッチとはことなり先頭に丸いマークが表示されています。
この「ネットワークとセキュリティの詳細設定」で論理スイッチとセグメントそれぞれの
設定変更の画面を開くと、おたがいに違うオブジェクトとして扱われていることがわかりやすいと思います。
まず、「ネットワークとセキュリティの詳細設定」で
VLAN 論理スイッチの設定画面を開いてみます。
当然ながら、VLAN ID などの設定変更ができるようになっています。
一方、「ネットワークとセキュリティの詳細設定」で
VLAN セグメントの設定画面を開いてみると、ほぼ設定変更ができなくなっています。
Simplified UI / Policy API による NSX-T 環境には、これまでの NSX-T とは明確に差異があるので、
Policy API ならではの定義方法を意識する必要がありそうです。
つづく。