引き続き、vSphere with Kubernetes を体験するためのラボ環境構築をしていきます。
今回は、前回デプロイした NSX Edge を、トランスポート ノードとして設定します。
前回はこちら。
vSphere with Kubernetes ラボ環境構築。Part-07: NSX Edge デプロイ編
Edge 用 アップリンク プロファイルの作成。
NSX Edge は、以前に設定した ESXi とは NIC 数やチーミング ポリシー、
TEP の接続するネットワーク(VLAN ID)が異なったりするので、
別のアップリンク プロファイルを追加作成します。
※ただし、今回の構成では ESXi の TEP / Edge の TEP 両方が 同じ VLAN です。
NSX Manager にログインして、
「システム」→「設定」→「ファブリック」→「プロファイル」を開きます。
そして、「アップリンク プロファイル」タブの「追加」から、
「アップリンク プロファイルの作成」を開いて、設定値を入力していきます。
アップリンク プロファイルの名前は「uplink-profile-edge」にしています。
そのまま下にスクロールして、「デフォルトのチーミング」に、アップリンクの名前を入力します。
- アクティブ アップリンク: uplink-1
- スタンバイ アップリンク: 空欄のまま(Edge VM は、仮想スイッチ / ポートグループ側でのチーミングとなるので)
のこりは、次のような設定にしています。
- トランスポート VLAN: 71
- MTU: 空欄のまま。(vDS 側で設定するため)
Edge 用のアップリンク プロファイルが作成されました。
Edge トランスポート ノードの設定。
NSX Edge の、トランスポート ノードとしての設定をすすめます。
「システム」→「設定」→「ファブリック」→「ノード」→「Edge トランスポート ノード」を開きます。
デプロイずみの NSX Edge(lab-nsx-edge-31)の「NSX の設定」をクリックします。
「Edge トランスポート ノードの編集」で、
「ノード スイッチの作成」についてパラメータを入力していきます。
- Edge スイッチ名: (デフォルトのまま)nvds1
- トランスポート ゾーン: nsx-overlay-transportzone、nsx-vlan-transportzone
(ESXi とは異なり、オーバーレイ と VLAN 両方のトランスポート ゾーンを選択します)
少し下にスクロールし、次のように入力して「保存」をクリックします。
- アップリンク プロファイル: uplink-profile-edge
- IP の割り当て: IP プールを使用
- IP プール: ip-pool-tep
- チーミング ポリシー スイッチ マッピング → uplink-1: fp-eth0 (Edge VM の 2つめの vNIC にあたります)
少し待って、画面下の「更新」をクリックすると、
設定の状態が「成功」になるはずです。
Edge クラスタの作成。
NSX の Edge トランスポート ノードは、「Edge クラスタ」単位で管理します。
通常は複数台の Edge トランスポート ノードを用意して Edge クラスタを構成します。
このラボは、ハードウェア リソースの都合もあり 1台だけです。
しかし NSX-T では、 Edge クラスタを構成する必要があるので、
Edge トランスポート ノードが 1台だけの Edge クラスタを作成しておきます。
「システム」→「設定」→「ファブリック」→「ノード」→「Edge クラスタ」を開きます。
「追加」をクリックして「Edge クラスタの追加」を開き、
次のようにパラメータを入力して、「追加」をクリックします。
- 名前: edge-cluster-01
- Edge クラスタ プロファイル: デフォルトのまま
- トランスポート ノード: デフォルトのまま
- 選択済み: lab-nsx-edge-31(対象の Edge ノードを選択して「>」ボタンで移動する)
これで、Edge クラスタが作成されます。
まだまだ続く。