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vSphere AppHA への道。Part 5. AppHA と vSphereHA のセットアップ

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このポストは

vSphere AppHA への道。Part 4. AppHA の OVA デプロイ

のつづきです。

 

セットアップ手順の全体的な流れ

  1. Hyperic の vApp デプロイ
  2. Hyperic のセットアップ
  3. Hyperic への VC 登録
  4. AppHA の OVA デプロイ
  5. AppHA と vSphereHA のセットアップ ★←今回はここ
  6. Hyperic エージェントの導入
  7. AppHA ポリシーの作成
  8. AppHA ポリシーの割り当て

 

今回は Web Client で

AppHA の Hyperic 連携設定と、

vSphere HA 側での AppHA 対応設定をします。

 

AppHA のセットアップ(Hyperic 連携設定)


まず、Web Clientで AppHA と Hyperic の連携設定をしておきます。

 

デプロイ済みの AppHA 仮想アプライアンスをパワーオンします。

AppHA 数分程度、AppHA が起動するのを待ったら、

Web Client に AppHA のプラグインを認識させるため、一度ログアウトします。

appha-setting-01.png

 

そして、Web Client に再度ログインします。

ここでも、例では AD ドメインの Administrator ですが

デフォルトで存在する administrator@vsphere.local ユーザなどでもよいと思います。

appha-setting-02.png

 

ホーム画面で「管理」を開きます。

appha-setting-03.png

 

「vSphere App HA」→「設定」タブを開いて、

vCenter Hyperic の構成 を入力して、「適用」をクリックします。

  • vCenter Hyperic サーバ→ Hyperic Server の IP アドレスを入力します。
  • ポート→ デフォルトの 7443 を入力します。
  • ユーザ名 / パスワード→ Hyperic Server の UI にログインするユーザを指定します。

appha-setting-04.png

 

「vCenter Hyperic証明書」というリンクが表示されるのでクリックすると、

appha-setting-05.png

 

証明書の情報が表示されるので「承認」をクリックします。

appha-setting-06.png

 

vCenter Hyperic に接続されました。

appha-setting-07.png

 

vSphere HA の AppHA 対応設定

 

AppHA を動作させるためには、

vSphere HA クラスタでも、仮想マシンの保護設定を変更しておきます。

ちなみに、AppHA の仮想アプライアンスと、保護対象になる VM は、

おなじ vCenter 内であれば異なるクラスタにいても大丈夫です。


これから AppHA で保護する予定の VM が所属しているクラスタの

「管理」→「設定」→「vSphere HA」を開き、「編集」をクリックします。

appha-vha-01.png

 

クラスタで vSphere HA がオンにして、

「仮想マシンの監視」を「仮想マシンとアプリケーションの監視」にします。

これで、このクラスタで AppHA が機能するようになります。

appha-vha-02.png

 

 

おまけ

 

vSphere HA では、VM ごとに設定をオーバーライドできるので、

下記のように VM ごとに HA 発動のための「仮想マシンの監視」設定を

変更することもできます。あまり設定することはないかもしれませんが・・・

 

「仮想マシンのオーバーライド」を開いて、「追加」をクリック。

appha-vha-03.png

 

「+」ボタンで設定対象の VM を追加します。

この画面では、現状の vSphere HA のデフォルト設定も確認できます。

appha-vha-04.png

 

VM を選択して「OK」をクリック。

appha-vha-05.png

 

 

これで VM ごとに「仮想マシンの監視」などの設定を変更できます。

appha-vha-06.png

 

たとえば、vSphere HA や AppHA での保護がいらない VM を、

意図的に「無効」設定することもできます。

※見づらかったので「仮想マシンの監視」列はデフォルトの場所から移動しています。

appha-vha-07.png

 

つぎは、アプリケーション監視対象のゲスト OS に、

Hyperion のエージェントを導入します。

 

もう少しつづく。


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